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(今日の開祖語録)
少林寺拳法を易筋行といっておる。易という字は変化をするという意味だぞ。きのうの自分とあしたの自分は違わなければいけない。肉体の細胞が時々刻々に生まれ変わり、再現されつつあるのと同じようにだ。人間は死ぬまで変化を続けるべき存在でなければならんと思う。でないと、いつまでも今の君たちから出られないぞ。きょうから新しい人生を発見しろ。そうして、自分の人生を自分でつくれ。変えられる、必ず。
(1975年7月 大学少林寺拳法部合宿)
【解説】
大学生拳士たちに、自分を変えていこうと語りかけながら、いのちや人生の尊さを説いておられます。ただ変わるだけならどの動物も変わっていくけれど、今よりよくなろうと思い、そう変わろうと努力してこそ人間なのだと。
時代や社会の波にもまれながらも、自力でたくましく生きてこられた開祖です。まわりに流されて生きるような人生は違うぞと、心からわからせたかったのでしょう。どう生きるべきかをいつも問いかけ、「自分は変えられるのだ」と力強く若者たちを励ましておられました。
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次回の配信予定 3月12日(金)