まずは「動ける身体づくり」について、”あ・うん11月”で石狩緑苑道院紹介にてありました。久々の目から鱗です。これまでの教えの概念では気づかなかったことに目が覚める思いでした。
戦後の背景も変り、平成ではできない子を、できるように教える、頭ごなし指導ではなくて、まず「身体づくりから」の指導をする大切なことです。まずは、技よりも動ける身体をつくっていくことに重点を置く。と言うところです。厳しいハードなトレーニングではなく、楽しく行なう。「科学的な運動理念」に基づいて、しかもゲーム感覚で行なうこと。
「動ける身体づくり」によって身体がつくられていけば、難しい動きでも(拳技)しっかりできるようになってくる~以上。ということです。これまで我が道院では、指導者が子供を指導するときに、意外とその子の「個性」を見抜いていなかったことに気が付く。身体能力のハイ・ローレベルを見て、叱ることは、愚行に値する。まずは、身体の下地をつくり、がなければ結局上達も遅くなる。「心と身体づくり」は下地づくりからが大切です。運動の苦手な人間もできる”下地づくり”がモットーです。
我が道院では永年入門時に、性格・行動カルテは作成して、時にはスモールスタートで、丁寧に下地づくりとすることはしていましたが、其の上に、拳技の指導においても、年齢に隔たりなく、身体的の伸び率に差があります、間違っても怒らずに、楽しく、気持ち良く汗をかいて終えること。継続は力なりで、単なるスポーツではない、「身体づくりと心づくり(礼儀)」を忘れない教育システムに心がける。日々の課題を見直しをして、楽しく快適な道院にしていけると思います。「少年部 天地拳」
■幼少の時期から強い意志を養う
意志の強さは、幼少から形成される、育つ環境、境遇、親からの躾けなど、強く”ダメなものはダメ、保護者の強い意志”、その気概が子供に身に付く、”少しだけいい?”との甘さでも生涯つきまとう、依存するか?否かについては、自己抑制力、子供自身の抑制によるものであると思う、”少しだけいいかな?”の甘い汁が身に染みつく。
現代では通信機器の代表的なモバイル、ゲームなど依存性は、悪くなれば最大、精神疾患にも繋がる。また発症してしまえば親もがダウンする程とも聞く。抜け切れるには、”自己の強さと”親の愛情の強さにて、更正されてゆく、などと著書でも書かれている。
道院で少年を預かる時、早いうちから自己抑制の意味を分かった上で規則に従い服従させる、それが依存性の抑制に繋がる最大防御になるのではなかろうか。生活習慣の面では、目標を持たせて、努力を惜しまず、物事に集中力する。事例をあげると、1.友人が少ない、2.話し相手がいない、3.楽しみ、集中するものがない。
その意味で反省することは、”自信、勇気、行動力が伴わない、特技もない、人の前に立つことも少ない、全くない。”否定されてばかり、夢やロマンが見つからない。等など。
多感な時期の幼児~中学生まで、”夢中になれるもの、道徳心を教え養えて、共に汗をかき、友達を作るもの” 少林寺拳法神宮寺道院の門下生は忘れてならないのは、僅かでも一隅を照らし続けることです。合掌
2018年10月達磨祭を開催しました。
■指導者は、下地を作って可能性を見極める
少林寺拳法の演武や乱捕り等、身体能力の一辺倒のみならず、特に低学年は他の個性を見付けてあげる事を行っています。多くの可能性を秘めている。では何をすればいいのか?・・幼稚園で学んだこと。
指導者は個々人を見極める必要がある。
例えば、少年部の鎮魂行、学科、本読み(朗読)、・下級生に教えるのが好き、・人との対話が好き、など可能性を見極め(個人カルテ)を作成して、教えのシステム作成、何をどうしたいのか?自ら整理マニュアル化してみる。
■テーマ:指導者は一貫性を持って、生徒をどうしたいのか?をまとめてみる。
我が道場では、入門者時に「保護者通信」をお渡している。1.あなたのお子様の日常を教えてください、2.家庭ではどんな子ですか?。~全員に頂いて、「個別性格カルテ」宝物を整理して、細かい手解きの親代わりで接するようにしている。
いずれも保護者との二人三脚で子供をいい方向に、最善を尽くして導きたいと願っている。あずかる責任を持って導く、初心忘れずである。
平素より、保護者と会えば井戸端会議を行なうようにしている。それは、”保護者⇔道院長の間に生徒がいるから。今の子供を知ると何かが変わる(^ ^)と信じること。奥様方の広報の力を信じて、今は思っても見ないほど結果が出ています。合掌